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2021年09月06日

【サブカルblog】第2話「プロレス今昔模様」

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みなさん、こんばんは。大阪オトナのサブカルチャー学院 専属ライターの唐津です。

今回は、「プロレス今昔模様」というテーマで少し語らせていただこうと思います。

今後も不定期ですが自分が感じたこと、想いや感情が高ぶった時などに

あまり有意義ではない情報にはなりますが、気の向くまま発信させてもらいますのでよろしくお願いします。




さて。「プロレス今昔模様」と言っても。


今から25年ぐらい前までだろうか?ファンの間ではプロレスはガチだと信じられていた。
信じられない若い方も多いだろうがホントの話だ。


その信じ方にも人それぞれ解釈の仕方があってユニークなのだが。
いや解釈の仕方というか 今、考えてみるとその 信仰の度合いだな、あれは。

まず、大の昔からプロレスにはまっていない人は基本ショーと捉えていたことを先に言っておかないといけない。
だが、プロレスに はまった者、ファンの間では、ほとんどがそうとは考えられていなかったのだ
要は そのファンの中での信仰の度合いがかなり細分化されていたのだ。

【第一期】


一番クラシカルな時代、日本のプロレスメジャー(男)がまだ3団体だったころ

全日と国際はショーだけど新日はガチ(当時プロレスファンの中で推定50%)
新日もショーだけど異種格闘技戦と一部の試合はガチ   (以下同上20%)
プロレスは全部ガチ                      (25%)
プロレスファンだけども全部ショー               (5%)

まあこんなところか
そこから少し時が流れ国際プロレスが無くなり、入れ替わりにUWFという団体が加わる頃になると

【第二期】


全日も新日もショーだけどUWFだけはガチ       (35%)
新日とUWFはガチ                  (25%)
プロレスは全部ガチ                 (25%)
プロレスファンだけども全部ショー          (5%)
どの団体も稀にガチがあるがそれ以外基本は全部ショー (10%)

そして、UWFが細分化し総合格闘技が広く知れ渡る頃になると

【第三期】


パンクラス(細分化したUWFの一団体)だけガチ   (20%)
どの団体も稀にガチがあるがそれ以外基本は全部ショー(50%)
プロレスファンだけども全部ショー         (25%)
プロレスは全部ガチ                (5%)

そして現在

【第四期】


プロレスファンだけども全部ショー        (90%)
プロレスはアクシデント以外全部ショー      (10%)

言いたいのは最初の時代 第一期の上位70%の人達なのだ、もちろん筆者もここに含まれる
アントニオ猪木率いる新日本プロレスに魅了されたもののほとんどが、その団体の標榜するストロングスタイルに惹かれた。

プロレスではあるがその中に真実味のある戦いを見せていく世界に唯一無二の団体
所属の選手も当然そういう戦いの出来る選手、招聘する外人選手もそういう戦いを了承しての来日
そう 頑なに信じていた。
そういうファンがプロレスファンの中核70%を占めていた

その70%のプロレス中核ファンの変遷に今回は注目して話をしていきたいと思うのだ。

遥かな昔


プロレスはショーです。エンターテイメントです。なんて言ったら恐らく成り立たないだろうと思われていた。
そういう時代があったのだ。
勝負事は真剣勝負以外存在出来なかった時代。そういう日本人の価値観。

結末の決まった試合は全て八百長と云われていた時代
日本のプロレスの始祖 力道山が巨体の白人レスラーを空手チョップでバッタバッタとなぎ倒すシーンを
実はあれは作り物だったんですよ。とはもう誰も言えなくなってしまって以来
プロレス界はどうにかこうにか勝負論を濁し続けることに成功していた。

特に大きく貢献していたのはやはり猪木さんだろう。
書物によると猪木さんは生涯においてガチの試合を少なくても3試合はしていたらしい
その内の一試合が、かの有名な猪木VSアリ戦だ



この試合は、この試合だけは、ニュースのスポーツ枠でも結果が放送されていたことからTV業界内部的にも信憑性の高い試合と当時から思われていたのだろう。

実際、試合内容もアンタッチャブルな二人がお互い絶対に負けられない状況の中、試合しているピリピリとした空気感が漂っていたのを憶えている

そして、ボクシングとプロレスが如何に噛み合わないものかよくわかる一戦でもあり、エンターテイメント目線でみると世紀の盆戦であったのも確かだ

それぐらいつまらなかった

こちとら確か小学4年生で格闘技なんてなんも知らんし興味もなかった時代だ、それでも猪木もアリも知っていた
そんなビッグネームな二人が行った世紀の盆戦だった。

だが、あの試合以降 猪木の信憑性は高まった、特に猪木が行う異種格闘技戦には絶対の信頼感があった
(VSアリ以外の異種格闘技戦は全戦ショーだったらしい)

そんな延命もあったし、それ以外でも日本のプロレス界はよくやっていた
特に新日本プロレスは日本人抗争という新たな潮流を生み出した
その中には生え抜きの若手が成長して本隊に噛み付くという下克上を絡めた浪漫譚もあったし
滅びた団体の残党が己の存在意義 うぬが信じてきた信条を賭けての戦いもあった
そんなプライドが賭かった数々の試合に八百長(おっとショーね)があるなんて当時の70%達は夢にも思えなくなっていた

第二期


新日本プロレスから派生したUWFが現れるとファン達はより真実味の高いUWFに半分近く流れた
当然だ。ガチだと 信じていたのだ
その信じている団体の中から、俺達こそが選ばれし者なのだ と訴えられれば付いていくしかない
だが訴えの中には訴えるが故に語らなければいけない真実が含まれていたのだ。
そこに嗅覚鋭く嗅ぎ付けた者がより真実に近づいていった

どの団体も稀にガチがあるがそれ以外基本は全部ショー(10%)
新たに生まれた信者が この10%の者達だ。ここがエンドだと思う。

第三期


固定電話の時代から携帯、そしてスマホ、ネット社会の充実に伴い情報は大量に 高速で拡散しファン達はより真実に近づいていく
中核を占めていた70%のプロレスファン、この真実を求めていたプロレスファン達は彷徨っていた
より真実味のある戦いに特化したパンクラスという団体が その受け皿になるが、その過程で情報が漏れすぎた

どの団体も稀にガチがあるがそれ以外基本は全部ショー(50%)
大半のファンはここに流れ着いてしまう

漏れ出てくる業界内部の情報に嫌気が差し 少しプロレスから距離をおく者も増えてきたり、思考停止を自ら行い
プロレスファンだけども全部ショー

(25%)
こっちにいってしまうものも多くいただろう
プロレスが人気の騰落を見せ始めた時期だ。

所詮、年間200試合にも及ぶ試合をこなさなければならない日本のプロレス界の仕組み上どうしても発生してしまう ずさんなシナリオの数々の試合にプロレスファンでさえ、誰もがうっすら『アレ?』

なんて思い始めた頃と情報の黒船『インターネット』が世に普及するのとかぶり
もう もたないなとなる決定的情報がプロレス界内部から幾つももたらされた

それらは大方、書物になり出版され時流となる、やがて片棒を担いでいたプロレスマスコミも情報漏えいに一枚噛むようになると

あっと云う間に最後の
第四期に突入する。

多くのプロレスファンがプロレスから離れていったと思う

勝負論が語れなくなってしまったのだ。全盛期にプロレスファンの中核を占めていた勝負論論者達は居場所がなくなったことだろう

いや、居場所はあった。俗に総合格闘技と呼ばれているミックストマッチ専門のリングだ。

ありとあらゆる格闘技が一同に集まりオープンルールでその優劣を競う

長い間、語り継がれてきた夢の試合、日本では、一番近い形で現実にしてきたのが新日本プロレスだった。

だが

それを大きく上回る規模とスピードで次々とマッチングしてくれたのがUFCやプライドという新しいミックストマッチ専門のリングだ。

大半のプロレスファンがその存在を無視できなかったしプロレスラーそのものも次々にそのリングに上がっていった。

勝負論でプロレスを語っていたファン達は完全に魅了されていったことだろう。

そして、格闘技を見る物としていたファンもリアルに格闘するとこういう風になるものなのだと理解した。
もうプロレスで勝負論は語れなくなってしまった。

そして現代


・・・どうだろう? 勝負論を語れなくなったプロレスは死んだか?

いや

死んでいるどころか、今、新たな時代を迎えている

よりスポーティーに よりファッショナブルに よりフレッシュに

そしてなによりもドラマティックになって新たなファン層を獲得しているのだ

かつてのプロレス中核ファン70%を失ってどうしてやっていけているのか?

筆者は考える
なんのことはない

真のプロレスファンが今も昔も連綿と生き続けているのだ

かつて プロレス中核ファン70%となかなか相容れなかった残り30%の
第一期
プロレスは全部ガチ                      (25%)
プロレスファンだけども全部ショー               (5%)
そして第二期でも変わらず存在していた
プロレスは全部ガチ                  (25%)
プロレスファンだけども全部ショー           (5%)
第三期にもやはりいた
プロレスファンだけども全部ショー        (25%)
プロレスは全部ガチ               (5%)

この30%が第4期以降のプロレスを支えているのだ

中には70%から信仰を変えて流れ着いた者もいる

そして、なんとなくわかっていながら全部ガチと捉える人もいるのだ。

なんというか、用意されたアングルに完全に乗ってくれるやさしい感性のファンとでも言うのか

昔はお爺ちゃんやお婆ちゃんがそうだった

今は比較的浅いファン暦の人達だろう

そういう人たちと 完全にショーとして楽しんでいるファンの人達が今のプロレスの主力ファンだ。

もう

プロレス勝負論者など要らなくなったのだ。
いや、最初から要らなかったのだろう

かつて
プロレスの見方の中核を占めていたはずの自分が
実は、一番プロレスのアングルに踊らされていた見事なまでのお客さんで

勝負論が語れなくなった途端、プロレスから離れてしまうというケツの軽さも相俟って
若さ故と一括りには考えられず、自分自身のイデオロギーの脆さに足元が揺らぐ思いをしている

昨今のプロレスを見るにつけ、そんな思いをしている自分がいる。

せめて
この哀愁にも惜別にも似た思いが自分だけではないことを祈りたい。

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